緊急のお知らせ GM製プラに対するラッカー塗装の耐性について

先日、GMグリーンマックス)のプラ(オハ35の側板)に対して、日光モデルのラッカー系塗料(京阪特急車・赤)は耐性的に問題ない、と書きましたが、その後の観察で一部異常が見つかりましたのでご報告します。

画像では見えにくいですが、4日経過した側板を裏側から観察したところ、縦に2本の亀裂が確認されました。2本塗った側板の2本とも、しかもほぼ同じ部分に亀裂が見つかったため、やはりラッカー成分によって何らかのダメージが及んだ可能性があります。なお、4日経過して亀裂が入ったのか、塗装直後から亀裂が入っていたが見落としていたのかはわかりません。

この亀裂(計4本)は塗装面からは全く視認できませんが、裏側からは確実に割れが生じており、20〜30度程度の曲げ試験でおそらく完全破壊してしまうものと思われます。塗装を施さなかったもう1本のサンプルでは、40〜50度の曲げに対しても持ちこたえました。

ただし、実用レベル(車両として走行させる等)では問題ないかも知れません。また、従来から言われているような、下地処理を行ってからの塗装だと問題なかったかも知れません。

よって、先日のワタシの評論をここに取り消しさせていただきます。皆さま、決して真似されることのないようお願いします。