閑話休題 1/32 スロット・カー

実は昨年末より、鉄道模型レイアウトと平行して、縮尺1/32スロット・カーのレースコースを制作しておりましたw

現時点でようやくコースのシェイクダウンがほぼ完了し、こちらも鉄道模型レイアウトと同様、情景造りの段階を迎えましたので、一旦ここでご報告致します。

鉄道模型関係の方々には恐らく馴染みの薄いスロット・カーですが、2本の線路からの集電同様、2本のブレードから集電して車両のモーターを回転させて走らせる仕組みと、情景造りによるリアリティの追究という共通項があります。


鉄道模型と同じ方法で台枠を制作。畳サイズの台枠を縦2台、横3台の計6台作って連結。天板は15mm厚のコンパネを使用。

コース設計には微妙なアンジレーションやトリッキーな仕掛け等、様々なノウハウが重要なため、専門家に発注。MDFと呼ばれる表面が平滑なコンパネに、CАDCAMを駆使した溝(スロット)掘り加工を行います。コースの高低差は、建築用の「束=つか」を使用します。

情景造り優先のため、コースはたったの2レーンのみ。レーン数を増やすと大勢でのレースを楽しめる半面、レースコースとしてのリアリティが失われてしまいます。

走らせる車両は、当然60年代のものwww 海外メーカーが中心ですが、吊るしの製品でもご覧のような完成度の高さ。


安定化電源を使用して各コースの電圧を一定に保ち、かつ、ドライバーの習熟度や車両のチューニングレベルに応じて、6V〜12Vの間で電圧を変化させることが出来ます。

当面の問題は、このスケールでのフィギュアや建物、構造物の少なさ。やはり鉄道模型はこの点が非常に恵まれています。

もし、1/32、または1/35の情景小物や素材等の情報をお持ちでしたら、是非お知らせ下さい。なお、今回の情景は、1960年代のイタリアはシシリー島、タルガ・フローリオをイメージしたいと考えています。