「さんけい」詣で

ペーパーキットは普段すぐ近所の書店で購入していますが、このところの建築ラッシュで欲しいアイテムが「枯渇」してしまったため、製作元の「㈱さんけい」に直接出向きました。以前にも一度行ったことがありますので、今回は二度目の訪問です。

なんと今回は女性社長自らが応対に出て来られ、開口一番、「三代目京都駅を作れ!っていつもハガキくれる方でしょ?」

「・・・・・・」(なんで知っとんの?



で、当方もこれは話が早い!とばかりに、今後の製品化情報を伺ったり、様々な製品化要望や現行製品の改善要望等々、延々とまくし立てて参りましたw

まず吉報としては、Nスケールの跨線橋が、どうやら今夏あたりを目途に発売されるとのこと。これはつい最近、HOスケールのものが発売されたので、ひょっとしたらNでも・・・と思っていたところでしたので、まさに図星でした。

現段階ではまだ図面化にも至ってないとのことで、これまた幸いとばかりに当方の要望を一方的に投げつけておきました。すなわち、単なる2線跨ぎとかでなくオプションで3線、4線・・・と増設が可能な製品にして欲しい。もちろん旧国鉄型。さらに2大線路サプライヤーの線路間ピッチ両方に対応する工夫も。

あとは扇形機関庫。これも3線タイプ程度を「標準品」としておいて、6線、9線と増設可能にすればどうか?と。スタイルは、個人的には現役時代の梅小路機関区が理想だけど、売れ筋を考えたら北海道あたりの大機関区かな?と。

ガントリークレーンも面白いけど、ワタシはもう要りません、と(爆

次に、以前から不思議だった、市電シリーズに何故「京都市電」がないのか? 京都のメーカーで建物も京町屋シリーズが多いのに何故?

この答えは意外でした。何と、元になる原紙の色に京都市電に近い「緑」がまったく存在していない、というのです。確かにこのキットの売りの一つが「着色不要」ということなので、さもありなん。

最後に、ダメ元で要望ハガキを出し続けていた「三代目京都駅」なのですが、これも意外な回答でした。実は他からも初代京都駅やその後の京都駅舎の製作要望が何回かあったらしく、製品化に向けての調査を開始したものの、何と「当時の図面がまったく現存していない」ことによる製作断念だったとのこと!



てな訳で、今回の訪問は実に収穫のあるものになりました。(製品も頂いちゃいましたし、でへへ。感謝!!)


皆さん、「さんけい」製品を是非、ご愛顧のほど!(ぷ


「さんけい」様から頂戴した「バス停」