各車 量産体制に入る

奈良電 デハボ1000については、KitcheN製キット到着後、泥縄状態でいろいろ調査したところ、下記のことが判明、または解決、或いは「妥協」することにしましたw


1.昭和35年時点での塗色である、ダークグリーン+ベージュのカラーサンプルは、「発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 西日本私鉄編」J.W.ヒギンス、JTBパブリッシング のP.67〜69及び表紙写真が全てカラー写真であったことと、それらの写真が全て、当時としては高価なコダクローム(フィルム)を使用していることから、退色、変色も最小限に抑えられているものと期待し、これらの画像を元に調色することに決定。

2.デハボ1000新製時の屋根の水切りは、昭和35年時点では屋根全域に渡る雨樋に交換されているが、この特異な形状をした雨樋を再現する腕と自信が持てないため、オリジナル通りとする。

3.同じく、カウキャッチャー、側窓外周部の手すりも、適当な部品がないまたは自信がないため、省略する。

4.逆に、側面扉の乗客用手すりについては、昭和35年時点では削除されている(画像で見る限りは)が、一旦これは残す。

5.キットに含まれない部品として、動力は鉄コレの17m級動力、パンタはGMのPS13、前照灯は銀河の旧国用100W、ガイコツ型テールランプはアルナイン製、をそれぞれ用いる。

6.オデコ用パーツは、キットのホワイトメタル製を用いる(キット状態でのお面のRが極端に曲げられていたため、このRが正しいと思い込み、オデコ用パーツの前後寸法が足りない!と早合点してましたw)

7.当初、3両のうち2両を動力車、1両をトレーラーとする予定を、3両共動力車とする。(トレーラー用台車の側面デザインが動力車のそれとかなり異なってしまうため)



で、現時点での進捗状況はこんな感じ。


実際の画像を見る限りでは、オデコ正面を中心に、よりオデコが削り取られている印象が強く、要改善。

他の2両も製作開始です。今回はハンダ作業を止めて、全て「瞬着」による組み立てとしました。ホワイトメタルが溶けるのも怖いし・・・


「急行なにわ」用オハ46についても、1両目で製作工程が固まったため、一気に量産体制に入ります(ほんまか