山陰線 810レ 完成!


編成としての810レがようやく完成しましたw

早朝04:50に米子駅を発車したこの列車は、300km超の道程を10時間以上かけて、15:23にようやく終着の京都駅に到着しました。

この列車が米子駅を発車してから1時間以上経過した06:12に、同じく京都行きの「準急白兎」が発車し、恐らく浜坂駅辺りで先行の810レを追い越し、京都駅にはなんと12:55に到着してしまいます。

つまり米子から京都に向かう乗客は、「朝1時間以上もの睡眠と昼2時間以上の余裕」と「準急料金180円」を天秤にかけて、2つの列車の選択をすることになります。

不思議なのは、


オロハ30−31(広セキ)の存在理由についてですが、この「超鈍速」の普通列車にも2等車が半身ながらもぶら下がっていることで、米子から京都までの普通旅客運賃650円に対して、2等旅客運賃1560円!を支払う乗客が、果たして実際に居たのだろうか? ということです。先日も書きましたが、この810レにはもっと乗り心地のいいはずの3等車、「スハ43」も1両ながらぶら下がっているというのに、です。


どう考えても、京都に行く米子市民の「賢い選択順位」は、

1.準急白兎の3等切符でスハ43に乗車する。所要時間:約6.5時間 運賃:830円

2.810レの3等切符でスハ43に乗車する。所要時間:約10.5時間 運賃:650円

3.準急白兎の2等切符でオロ40(オロ31は例外)に乗車する。所要時間:約6.5時間 運賃:1990円

4.810レの2等切符でオロハ30に乗車する。所要時間:約10.5時間 運賃:1560円

のハズであり、特に1.と4.の逆転現象はどうしたものなんでしょうねぇ・・・


しんがりは福知山から増結された、福フチのオハニ61−256。


模型の話に一転します。

810レには米ヨナ配置のオハ35(2両)とオハフ33(1両)がぶら下がっており、当時の同区のはいずれも「戦後形」となっていることから、すでに完成していたTOMIXの両車を外して、KATOの戦後形に変更したわけですが、



左:オハ35戦後形 右:オハフ33戦後形

同じ戦後形でも、前者は半切妻(絞りあり)、後者は半切妻(キノコ型)と作り分けていることを発見しました!(ってこれ、みんなの常識だったかしら・・・)