使い古しのIPAはやっぱり強力!

前回、手持ちのキハ16改キハ17とキハ17(いずれもTOMIX製)をIPA漬けにしたあと、余計なことに窓周りの完全剥離をガメって、「Mr.ペイントリムーバー」を綿棒につけて擦っていたところ、ボディの至るところからひび割れが発生して、結局ボディ2個ともオシャカにしてしまったことは書きました(書いたかな?)

TOMIXのボディは、IPA漬けだけなら全く(見た目の)影響はなさそうですし、一方、ペイントリムーバーだけでも同様でしたが、この2つを併用すると全く異なる結果となってしまったのであります。

これらのことから、ワタシの勝手な推測ではありますが、こんな結論を出してみました。

1.少なくともTOMIXのHGモデルのボディに関しては、IPA99%以上のものなら(見た目の)剥離後表面状態は良好。

2.同じく、ペイントリムーバー(ミスターホビー製)だけなら(見た目の)剥離後表面状態は良好。

3.この両者を併用することは厳禁! ものの数分でボディ表面のいたるところからひび割れが多発する。

4.新品状態でのIPAではボディ剥離は不可能に近い。10日以上かかる。

5.使い古しのIPAではボディ剥離はあっという間。ブラシと指での擦り(爆)を併用すれば1日で充分。

6.使い古しのIPAが良い、とされる理由は分からないが、IPAに溶け出した何らかの成分が塗膜をアタックしているはず。

7.よって、使い古しのIPAで剥離したボディは、見た目には分からないが、ボディ内部が相当なダメージを受けている。

8.よって、使い古しのIPAで剥離する場合、出来るだけ速やかに剥離して、IPA槽から取り出して水洗・乾燥させる。



で、先日、例によってトミーテック様(ぷ)からキハ17ボディを2個、ありがたくも頒布していただいた(ぷぷ)ものを、早速「使い古しのIPA槽」に漬けてみました。

たった一晩でこの状態ですw

手前は、これからお風呂に入る予定のキハ26(一段窓)。ワタシの時代には「急行色」はまだ存在しないため、「準急色」への衣替えとなります。