レイアウト進捗 保津峡モジュール、補修開始 その他

雲出づる国さんところからやってきた「保津峡モジュール」ですが、やはり長距離輸送のダメージも少なくなく、特に線路上のバラストの半分以上が剥離してしまっていたため、思い切って大工事を始めました。

「やらなきゃなんないのは一にもニにも電気周り」

なのは分ってはいるのですが、アテにしていた電気のプロが、少なくとも来春頃まで本業が多忙を極めているとのことで、一旦依頼を断念。ネットで「電気のABC」の独学を開始したところです。こういうのを俗に「泥縄」といいますね〜w


当初は飛散したバラスト分だけ補充しようと考えてましたが、予想外に輸送時のダメージが大きく、また当区の5月末という季節に合わせるためもあって、一旦「はげ山状態」にまで戻させていただきました(謝


相変わらずちまちまと家屋の建設は進めていますw

これはグリーンマックス製の「むしこ造りの町屋としもたや」ですが、このところペーパーキットばかり作ってましたので、たまにはプラ製品も新鮮味があります。
特にこの製品はずばり「京町屋」そのもので、シリーズの中でも良く出来たキットだと思います。

ちなみに「むしこ造り」とは、ニ階部分の楕円状の小さな窓の形状が「虫籠=むしかご=むしこ」に似ていることに由来しており、京都を中心とする関西圏独自の意匠であります。江戸時代、優福な町人から「見下ろされる」のを嫌った武士が、町人の二階建て建築を禁止したことに対抗して、「いや、これは人の住む場所ではございません、荷物部屋ですよ」という言い逃れのために、表向きだけ極端に窓を小さくした。当然、中は立派な部屋・・・・らしいのですが(当然、受け売り

また「しもたや」とは、関西弁の「仕舞う=終わりにする=閉店する」意である「しもた」から来ている言葉で、「以前は営業していたが、今は店仕舞いしてしまって、人が住んでいるだけの家」のことであります。

あと、「むくり屋根」も特徴の一つで、京町屋の屋根はほぼ全て、上から下にかけて傾斜にカーブが掛かっています。キットの説明書にも、これを表現するために「手でしごいて曲げてよ」との指示がありますが、モールド時には直線表現しかしてありませんので、相当曲げたつもりでもなかなか上手く行きません・・・(この点はサンケイ製は完ぺき)

ホーロー看板の類は、キットに付属している物の書体や架空の屋号がイヤで、ネット上から題材を適当に拝借させていただいてオリジナル物を作りましたw