和田山の上路式転車台へのインチキ改造

製品として発売されている日本型転車台は、その大多数が下路式(かろしき)であり、上路式の再現にはいつも頭を悩ませておりますが、和田山機関支区の再現に際して、時間切れもあって、このような大インチキ手法で臨むことにしました。

写真左はトミックスの大昔の電動式、右は同じくトミックスの結構最近の手動式です。
両方とも色がツートンになっているのは、和田山に合わせて機関車の180度転換のみを目的にしたため、パーツのスワッピングの結果。

で、このモデルも当然下路式なのですが、写真下の部品のように下路式の特徴である、機関車の腰下を隠すガード(?)をスパッと切断し、露天掘り部分には目をつぶってなんちゃって上路式に見せかける塩梅。

このモデルの最悪部分であるモーターハウジングも、この際手動式ということでスパッと切断。転車小屋だけは残すことにします。また、モーターハウジングの関係で、2/3程度にカットされたガードは使えないため、これまた旧製品から一方をスワッピング。どちみち全塗装するのでオッケー牧場(古

ところで、今日、梅小路と京都機関車転向所の転車台の画像をいろいろとチェックしていて気付いたのですが、当時の梅小路のものは下路式で現在は上路式。一方、京都機関車転向所のものは少なくとも戦前は上路式で転向所末期にはなぜか下路式に変更になっているようなのです。

そもそも上路式と下路式の選択の判断はどこにあったのか、どちらかが旧いシステムなのか、大型機関車の関係なのか、コストの関係なのか、この辺がさっぱり分りません・・・