東海道上下線の発着番線の概要が判明!

師匠がまたまたやって下さいました。

以前から、「東海道上下線に発着する各列車が、いったいどの番線に入っていたのだろうか?」というのが謎だった訳でありますが、師匠が、弁天町での当時もんの時刻表を懸命に「写経」して下さった結果、そのほぼ全容が明らかになった次第。

ワタシの手元にも昭和34年9月改正の「ポケット時刻表」があるにはあるのですが、ポケット版の悲しさで発着ホームの案内まではさすがに入っておりません。つか、こんなことまで時刻表には書かれていたとは、全くの驚きです。



読者の皆さまには恐らくこの画像の文字は判読不可能だと思われますので、下記にまとめてみますと・・・

1番線:東海道を上るほとんど全ての特急、急行、準急、長距離普通列車、荷物列車が発着する。例外は、上り「特急かもめ」と「準急ななうら」「準急比叡4号」で、この3本は東海道2番線発着。

2番線:京都・草津野洲・安土・米原方面の快速電車と、上記例外と、一部の長距離普通列車

3番線:京阪神緩行線電車

4番線:大阪・神戸・姫路・相生・郡上方面の快速電車。例外は、下り「準急比叡1号、2号」

5番線:東海道を下る大多数の特急、急行、準急、荷物列車が発着する。

6番線:東海道を下る一部の急行、大多数の長距離普通列車と、草津線経由の普通列車


これでもまだ例外がありますが、面白いのは、1番線は上りの大部分の優等列車、長距離普通列車が使用するのに対して、
5番線、6番線はかなり分けあって使用されています。さすがに特急列車は「かもめ」を除いては全て5番線発着ながら、
急行では、「出雲」「宮島・だいせん」「阿蘇」「高千穂」「霧島」「玄海」が6番線から発着しています。

また、京都発の草津線経由、柘植、亀山、鳥羽行き等は、なんと1番線、2番線、5番線、6番線の4線からランダムに発着しています。



うがった見方かもしれませんが、東京方面に向かうにはやっぱり「花の1番線」からでなきゃ!といわんばかり。一方、西に向かうには、まあどっちのホームでもいいじゃないの?というところなのでしょうか・・・京都発着の「特急かもめ」がそれぞれ2番線、6番線から発着するのも、気になります。