レイアウト進捗 山科築堤の京津線をトンネル化することに

実際には1箇所しかない山科築堤の京津アンダークロスですが、ご存知のように当区ではなぜか2箇所ありますw

このうち、向かって右側のアンダークロスは、先日のフレキシブルレール導入の際に京津線との当りの入角が浅くなってしまい、この結果、特に東海道の左側線に橋梁を架けることが難しくなっておりました。

その様子を上から見ますと、

こんな感じです。特に東海道左側線の入角が浅いため、通常のデッキガーターを架けることが出来なくなっています。

正面から見たところ。

ちょうど橋脚を設置したい位置が京津線のど真ん中になるため、橋を架ける上手い方法を模索しておりましたが、結局ここを短いトンネルにすることにしました。

サブテレインを切継ぎして、再度築堤に戻し、2つのトンネル・ポータル上に硬くて薄い板をかませて東海道線を支えることにしました。

教訓として、一般にトンネル化は比較的容易で、橋梁化は非常に難しいということが分りました。トンネル工事では、ポータルとその周辺には気を使いますが、トンネル内はまあ言ってみれば車両が安全に通過できればそれで良く、一旦山で覆ってしまえばどうにでも誤魔化しが利きます。

一方、橋梁化は全てが周囲から丸見えのため、全体的な水平度だけでなく橋梁同士または橋梁と地面との水平度、平滑度、堅牢度もシビアに求められ、これが少しでも狂っていると、結果は列車の走行シーンで一目瞭然となります。(実はすでに鴨川で失敗してます!)

ノウハウ本にもこの辺のことはあまり書いてないようですが、立体交差をお考えの際はご参考に。