近況報告

永らくの間、更新をサボって申し訳ありません。

京都駅の方は一応、順調に進んでいます。追って画像をアップします。

で、いよいよ新規レイアウトを一階部分に建設するための構想案が出来上がりました。今回は、1960年頃からヨンサントウ以前(1967年)の間くらいに幅を持たせた、広島ー糸崎間の山陽本線呉線の再現がテーマです。

順次、内容をアップしてまいりますので、乞うご期待!

TMSレイアウトコンペに応募しました(続き)

昨日の続きです♪


保津川の「水」については、水量の多さからモデリングウォーター(50cc)の使用はあまりにももったいない。ざっと計算して最低でも1リッター程度は必要なので、2万円が保津川に消えてしまいます。

結局、ファイバーボディのクルマ(ロータス等)の修理に詳しい友人から、2液性のエポキシ樹脂を使えば?とのアドバイスを受け、ついでに購入店も紹介してもらって完成した結果がこれ。

川の色は、これまで鴨川や円山川でやったような「川底に川の色を塗る」のをやめて、あくまで土手やその周辺と同じ色にして、川の深い部分だけ薄めた墨汁で深みの表現をし、エポキシ自体に川の色を染色して流し込みました。(いまのところこれが正解!)

実際には保津川の流れは中急流で、もっと流れを表現したかったのですが、へたにいじって汚くなってもなあ・・・とびびってそのままにしてあります。まあ、こんな穏やかな流れの日もあるように思います。


次は和田山駅構内入口。

腕木式信号機は、前方が三方分岐していることから追加し、中央のみTOMIXの電動式を奢りました♪ 今しも準急白兎号が駅構内に進入してきました。

久々の更新 TMSレイアウトコンペに応募しました♪

更新をさぼっていた間、TMS(鉄道模型趣味誌)レイアウトコンペの応募準備を進めておりました。

当コンペは写真選考によるものなので、未完成部分の工事を撮りたいショットに絞り込んでの突貫工事と相成りました♪

カメラマンは、普段お世話になっている美容師のM君にお願いし、高性能一眼レフならではの高解像度で丸一日がかりで撮影してもらいましたが、当ブログでは勝手に解像度が落とされてしまうため、どんな感じになりますことやら・・・


まずはレイアウト全景から。


やはり、解像度が目茶目茶落ちてしまってますなあ・・・


京都駅本屋は、付帯の東口と西口も一応、完成。

夜景はこんな感じ。本屋には蛍光灯、向こう側に延びる山陰線ホームは電燈色。(画面では分からないか




高倉陸橋から京都機関車転向給炭給水所を見る。まだまだ未完成部分が随所に・・・


昭和35年当時の同転向所には、すでに大型蒸機の姿はなく、草津線経由のC51や京都客車区の入換用C50らを残すのみとなっていました。さらに間もなくして新幹線工事が開始されると転向所自体が消滅してしまうのであります(合掌)



高倉陸橋を挟んで転向所の逆側の様子。実際にはこの付近にはこんな立派な酒蔵はなかったものと思われます。伏見の銘酒はもっとはるか南に位置します。寺院は西光寺で、これは今や在来線と新幹線に挟まれて、実に窮屈な佇まいを見せています。



鴨川と疎水の「水」は新製品のモデリングウォーターで化粧直し。川面に列車が写り込むようになり随分改善されましたが、この製品、中型のハミガキチューブサイズで定価1000円以上と高価なのが玉にキズ。使い勝手自体は、さらさらの流れで表面張力の発生も少なく、実に快適。

レイアウト進捗 全体俯瞰

当事者的には進んでいるのかどうだか良く分かりませんが、こんな感じになってきていますw

今後の作り込みは京都駅構内全般(本屋の完成、ホームと屋根、東西の跨線橋、テルハ、バラスト敷き)が中心となってきます。

レイアウト進捗 京都駅本屋

塗装と各部のディテールアップを残して、三代目京都駅本屋がほぼ組み上がりました。




外壁の塗装については、現時点においてさえ未だに当時の実際の塗色が不明で、唯一ネット上で発見したカラー写真では淡いベージュ系に見えますが、私自身のおぼろげで曖昧な記憶だと陰気なグレー系・・・。

さらに最近になって発見した別の写真によって、外壁全体は細かいタイル貼りであったことも判明して、これをどう表現するのか。プラ板の表面にタイル目地を今更ながらに掘り込むのか、薄いプラ板にタイル目地をケガいて貼り付けるのか、はたまたタイル目地のことは知らなかったことにして無視するのか(爆

てな訳で、三代目京都駅本屋の竣工はまだまだ先のことになりそうです。

情報求む!!

なぜかこんな場所に伏見の酒蔵が・・・

ジオコレの一連の製品は近頃、以前の若干マンガチックな作風がすっかり鳴りを潜めて。写実的な製品が多くなったと感じるのは私だけでしょうか? 昨年発売されたセット商品「酒蔵」も、各パーツの合い精度の向上と相まって購入意欲をそそられるものがあり、京都駅付近からは相当離れた場所に群雄割拠するいわゆる「伏見の酒処」を高倉陸橋南側に配置するという暴挙に出てしまいました・・・

当時この付近は京阪バスの車庫や、詳細不明の小規模な工場群があったと思われる場所で、長い間ストラクチャーの配置に苦慮していたのですが、この酒蔵をフルセットで連結すると、かなりの土地面積を占有してくれる結果となり、例によって「まあいいかっ」となった次第。
ちなみに、手前の平屋群は例によって「さんけい」製の長屋であります。そろそろ表彰状でもくれんかなあ・・・w

東寺と西光寺

神社・仏閣への興味の有無を問わず、京都駅を通過する度にいやでも目に入ってくるのが、規模と知名度の違いはあれ、東寺と西光寺です。
片や東寺真言宗の総本山で国宝の五重塔を有し、今や世界遺産となった超弩級の寺、片やネットレベルで調べても何の情報も出てこない(であろう)、ほとんど無名に等しい普通の荒れ寺(失礼!)

しかし昔からの関西鉄道ファンには、「ああ、新幹線と在来線に挟まれた、あの寺ですよね」との返答が必ず返ってくるほどのインパクトのある寺なのであります。京都駅上り線を豪快に発車する往年のつばめ・はとのバックには、必ずと言っていいほどこの本堂が写り込んでいるからです。

そんな訳で当区においてもこの2つの寺の再現が必須なのでありますが、前者の規模ときた日にゃそれはもうとんでもないレベルで、当初は五重塔だけ建立してお茶を濁すはずでしたが、やはりすっぽんぽんの五重塔だけでは全く絵にもなりません。

幸いなことにこの塔は大宮通りのかなり間際に立っていることもあり、大宮通りと東寺の土塀(これだけでも重要文化財)、さらに塔の北側にある瓢箪池まで作り込めば何とか恰好がつくか!と適当に考えて40cm角のミニ・モジュールを作り、これをそのままレイアウトのピット内にはめ込んだ次第。

以前、鴨川の水の再現に失敗した経験から、今度の保津川の水入れ技法の練習も兼ねて、瓢箪池にはエポキシ樹脂を流し込んでみました。鴨川での失敗は、川底自体に川の色を着色してしまったことで、川底(あるいは池底)はあくまで周りの地面と同じ色調で表現し、深みの部分だけ墨汁で黒っぽくし、流し込むエポキシ樹脂に川(池)の色を着色する、というやり方です。写真よりは実物の方が良く見えます(親ばか)

五重塔と手前の八脚門、向こうに見える商店と民家はいずれも「さんけい」のペーパー製。土塀はその断面形状が独特で、裾部分が太く、上に行くほど細くなっていることから既存製品では対応出来ず、フルスクラッチ(大袈裟〜)となりました。

頭の痛いのが、ここにも写り込んでいる京都市電。当区の時代(昭和35年)にはまだ2000形はデビューしていませんし、第一2000形は烏丸線でしか運用されていません。どこかの心あるメーカーさん、500形や600形、ついでに1000形あたりを出していただけませんか〜?
今や動力は鉄コレのがまんま使えますから楽勝ですしねえ・・・・



一方、西光寺にも土塀やら薬医門やら鐘つき堂(いずれも「さんけい」製)やらを追加し、多少グレードアップしましたw

この本堂自体はジオコレの吊るし製品そのものですが、これが実にホンモノの西光寺に酷似しており、助かりましたw