和田山駅 跨線橋建設開始 他

各社から完成品やキットで発売されている跨線橋は、いずれも「2線跨ぎ」が基本で、3線以上を跨ぐにはかなりの大改造を強いられることになります。ましてや京都駅等の大駅に見られるような、4線跨ぎとさらにその先のホームへと延びる「巨大跨線橋」を実現するためには、相当な補強と歪みのない工作精度が求められるため、これまで二の足を踏み続けてきた次第です。


そこで今回、2線跨ぎながら3つのホームに跨る和田山駅のそれを、とりあえずの習作、踏み台、として作ってみることにしました。


あれこれ迷ったあげくにチョイスしたのは、最も後発製品と思われる「さんけい」製ペーパーキット。当然ながら紙製のため加工性に優れるのと、完成時には意外なほどの強度、剛性が出るのはすでに何度も実証してきましたし、何よりも、KATO製やトミックス製のような完成品を、一旦はぶち壊してしまうという「罪悪感」が少ないのが精神衛生上もよろしい。


で、着工初日の現時点ではこんな感じ。


この製品をキット通りに組むと、より幅広の同社製プラットホームに対応しているため、KATOのホーム間ピッチ(約83mm)には合いません。そこで、床板、側板、屋根板をそれぞれ適宜カットするわけですが、これが全てペーパー製のため、あっと言う間に加工出来てしまいます。

一方、誤魔化しが必要なのは側板上の「通路窓」で、こればかりはどうしても何箇所かで窓寸法が違うものが出てきてしまいます。

また、このキットの場合、階段部分の表現を、厚紙の個片を一個づつ切り出して、一段づつ積み上げて行う必要があるため、単純作業ながらこれが実にムズい。将来の作業を想像するだけで、げんなりしてしまいますね〜ww


しかしこの一連の作業で、より長い跨線橋への改造にも、どうにか自信が持てるようになったのが一番の収穫かな?


あとは、師匠の指示により、腕木式信号機の追加をしました。


駅裏の民家も何軒か建ち始めました。